08
どうした、何があったと聞けば、
ラナ)わかんない、見えないけど、近くに敵いるよ、気を付けてね
とだけ言って、一気に魔力を上げる。
グレイ)くっ
やべぇ、立ってらんねぇっての。
魔力をあげると、自然とラナの回りを渦巻く風。
こうなっちまったラナはもう誰にも止めらんねぇ。
俺にも、な。
興奮したときに、ナツの回りに出る炎と同じ感じだろう、それは
触れるだけで指が契れそうになる。
それだけの"風圧"
S級魔導士と…、いや、"氷風"と呼ばれるだけある。
その異名はだてじゃない。
まぁ、仲間を、兄弟子をやられて黙ってられる俺でもねぇしな。
ラナの邪魔にならねぇように、戦おうと構えた。
他のやつらも、何かある、と戦闘体制に入る。
ラナのやつ…怒ってんなぁ。
ユーザーフォロについては、フォロした後目的に関係ないアルバムのフォロ外しはしてくださってかまいません。 アルバム11もあるので、そりゃ...