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「位置について、
ヨーイ」
ピストルの音と同時に一斉に走り出す
頑張れー!
抜け、抜け!
周りの声援がすごい
言わなきゃ
喉まできてるのはわかるけど言えない
目の前を賀名羽君が通り抜ける
「頑張って!賀名羽君!」
自然と声がでた
それに応えてくれるように賀名羽君はグングン加速していく
そのまま前の人を抜いて見事1位に
1位のところに案内されると賀名羽君は振り返ってこっちに笑顔を向ける
屈託のない眩しい笑顔
周りの子は
私をみた!
私だってー
と言い合ってる
私は誰でもよかった
ただ賀名羽君の笑顔が見れたことに満足していた
その時の心臓が心地よくリズムよく鳴り響いていたのがわかった
私、賀名羽君のこと好きなんだ
コーヒー男爵
自己紹介 恋愛小説を書くのを今は主体としてやってます フォロバ率は100% 気軽に絡んでください。 (小説の感想とかポチとかでよろこびま...