僕のモノ 2
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征くんの顔を見た瞬間、涙が溢れてきた。
「あいら、…何かされた?」
問いかけにも声が出せず、黙って首を振る。そんな私の様子を見た征くんは、私を抱きしめてくれた。
「怖かっただろう。遅れてすまなかった。」
「そ、んなこと、ない。」
征くんが背中をポンポンと優しく叩いてくれ、段々落ち着いてきた。
「…そろそろ、歩こうか。」
「うん…ごめんね…」
「お前は悪くない。謝ることはないさ。」
それでも私は俯いていてしまう。すると、征くんが「…しかし。」と言った。顔を上げ見上げると、少しムスッとした征くんがいた。
「あいらは、もう少し僕のモノだって自覚をもってくれ…」
「…///」
続く
さらみゃー
無断転載ダメ、ゼッタイ。 ※今はほぼ浮上してません…※ 旦那 → 宮地清志 ♡ 付き合い記念日 → 2014/5/10 結婚記念日 → 2014/...