カノキド小説
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…その笑顔にまた心をかき乱されそうになって、そっと視線をそらす。
「…失礼いたしんす」
一口酒を飲んで、鹿野に返す。
「……それで、なんでわっちを?…残念ながら、わっちはまだ花魁ではないでありんすが」
「…君と話したかったんだよね」
「は?」
俺と????
「そう。君のこと気に入っちゃったんだよね、だからお願いしちゃった」
気に入ったって…。
話したと言ってもほんの少しだし、そんなくらいで気にいるだろうか?
……ニヤニヤと笑っている鹿野を見たら、なぜかそんな気は失せてしまった。
「…鹿野様も、わっちの事、覚えてくれてたのでありんすね」
「覚えてるよ」
すぐにその返事が返ってきたので、鹿野を見る。
「覚えてるよ。忘れるわけない」
ぱふにゃん@投稿
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