カノキド小説
真剣な瞳で、こちらを見つめてきた。
…視線がそらせず、固まる。
「…鹿野、様、」
「…つぼみちゃんさ、今までどれくらいの数の人、相手にしてきたの?」
「はっ?!」
…今までのお客の数、だろうか?
「ええ、と…お酌したのでしたら、30…よりは上だと」
「何された?」
「え?」
「何されたの?」
…何故か笑顔で迫りながら、聞いてくる鹿野。
…心なし、怒っているような。
「何された…って言われても、皆様お客で御座いんすし、」
「建前じゃなくて。…何かされたことくらい、あるでしょ」
…そんな風に言われて、少し言葉に詰まる。
「…そりゃ、…それを売りにするのが、吉原でござんすから」
「言いたくないの?…ってことは何?言えないほどのことされて、…まさか伸太郎くんにまで」
「まま待て!!落ち着け!」
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