〇〇に告白してみた。ver.国見英

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簡潔に、"国見くん、好きです"の一文だけ。
こっそりと下駄箱に入れといた。

後日、登校したら私の下駄箱に手紙が。
ドキッとした。
もしかして国見くん…？
周りに誰もいないことを確認し、封をあける。
そこには、私と同じように簡単な文のみだった。

"オレも、ゆいが好き"

嬉しい。嬉しい…！
すると、パタパタと階段を誰かが降りてくる音。
急いで手紙を隠す。

「ゆい」

足音の正体は国見くんだった。

『く、国見くん…』

国見くんは、私が後ろ手に隠した手紙をチラ、とみて一言。

「改めて言うけど、ゆいが好き。オレと付き合って下さい」
『はい…っ！』