突然

• 本当に好きな人は？
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玄関のドアノブに手をかけてみる。
あいてない…

とりあえず中に入ってみよ…

リビングに入りふと目に入った机の上に１枚の紙が置いてあった…

あれ？…家から出る時はなかったのに…

その紙には『急にごめん。しばらく家には帰らない。学費と家賃はちゃんと払うから心配しないで』
と書かれた紙だった…

なに…これ…
伊澄の字だ…

私は家を飛びだして伊澄の行きそうなところを回った。

あ、大学…行ってない！

「す、すいません！ここに通っている更科伊澄って人知りませんか？」

大学から出てくる人にそう訪ねた。

「伊澄の知り合い？」

「はい。突然いなくなっちゃって…」

「伊澄なら今日は来てないよ？」

「…そう…ですか…ありがとうございます」

私はﾄﾎﾞﾄﾎﾞ歩いて家に帰った。