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「か、ぐやっ…」


その名の通りに。

輝夜は、突然目の前から消えた。

軌跡はあるのに。

そんなの、気にも留めないほど。


「…あきらめてたまるか」


フゥ、と白い息を吐く。

手袋無しの赤く染まった手の感覚は、もう無い。


プルルルル…♪


もう一度走り出そうとした時、携帯の通知音が鳴った。

相手は母。

ガッカリしたけれど、通話ボタンを押す。


「もう7時よ、帰ってらっしゃい」

「でも、」

「心配なのはわかるけど、焦りすぎ」

「っ」

「一旦落ち着きなさい」


諭す母の言葉に反論できなくて。


「みんな、待ってるわ」


切れた音が虚しく響いた。

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