25
雫side
目が覚めると私は白い天井の下に居た
どうやらここは保護室らしい
確か私は絢からのボールで気絶したはずだ
雫)いったぁ…あーぁ腫れるでしょコレ…
ボールを投げた絢の顔は凄く悲しそうで切なさそうだった
雫)…ん?何コレ。髪?
私の手には誰かの髪が触れていた。視線をそっちにずらすと
雫)あ、赤司…!?何で…!?
私の隣には赤司寝ていた。ずっと付き添っていてくれたらしい
そんなとき部屋の扉が開いた
雫)…!!絢!!
絢は私が起きているのに気づくと顔つきが険しくなり、無言で近づいてくる
そして…
パシン
私の頬を叩いた
絢)雫のバカッ!本当に心配したんだからッ!
絢は泣いていた
雫)ごめん…ごめん絢ぁ
気づけば私も泣いていた
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