#4
投稿日:
282
0
2
0
「こんちは!俺、佐々木です!」
元気な彼、佐々木潤と隣の席になったのは、中一の四月。
「こ、こんにちは」
「立花、だっけ?よろしくな!」
男子と話すのに慣れていなくて。
しかも、初対面だったから。
私の声はうわずって、佐々木に笑われたんだっけ。
佐々木は私より小さくて、色が黒くて、足が速くてすばしっこくて。
素直で可愛く笑うから、みんなのアイドルだった。
私にとっては、弟みたいな存在で。
それが変わってしまったのは、中一の夏。
宙
JKです。 青春って、いいなぁ…**♪