no title
天愛side
ーー銃を握る手に力がこもる。もう片方の手は汗ばんで気持ち悪い。だけど。
……こうしなきゃ、逃れる道がないんだから!
ロー)……何してる。
ーー目の前にいる男が、もう一度ゆっくりと私に問いかける。
ロー)…言っておくが、その銃に玉は入ってないぞ。タヒにたいなら、別の方法でな。
天愛)……。
ロー)……そんなに嫌か。
天愛)?
ロー)…海賊の船にいるのが、俺の恋人になるのが、そんなに嫌か。
天愛)え、あの。
(ドゴーン!
ロー)…チッ。間の悪い。
『船長!一大事だ!海賊が襲ってきている!』
愛)船長は取り込み中だよ、ジャンバール。アタシとほかで何とかなるさ。
ベポ)アイアイ!俺も俺も!
成人式間近な学生。最近小説を書かないため、待ってくださっている読者のみなさまには罪悪感しかございません。頑張っておもしろい作品をア...