47。

投稿日：2015/04/16

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side　空

最近の朱莉は、どこか違う。
何がとかじゃなくて。

雰囲気というのか、

「…わかんねー」

「なにがっ？」

「うわぁっ！」

びっくりした？
と、満面の笑みで訪ねてくる朱莉がそこにはいた。

「初めて空くんが驚いて声だしたの見たかも！」

「……」

「何がわからないの？」

「なんでも、」

「…そっか、」

「朱莉は？何かあったか？」

「あ、そうそう！」

「？」

「放課後、一緒に見てもらいたいものがあって!」

「？……いいけど、」

「やった!…絶対ね！」

“見てもらいたいもの”
が何かわからないけど、楽しそうに顔を緩ませている朱莉を見れば、どうでも良いことに変わる。

2度目のデート（？）
どんなものになろうと、2人でいる時間が増えるなら、それでいい。