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もう少し、力になってあげたいのに。
それですら何もできなくて。
かけてあげないといけない言葉すら、見つけることが出来ない。
そんな俺を紫は、本当はどう思ってるのか。
そんなことばかり。
「ねぇ、凰大」
「ん?」
「そんなに不安な顔しないで?」
「……、ごめん」
「なんで謝るのよ、来年には凰大だって私みたいになってるんだよ?」
「まぁ、ね」
「だから、少しでも一緒にいてくれれば私は充分よ?」
「……紫ってさ、…」
「ん?」
「いや、何でもない」
「そこまで言われたら気になるじゃんか!」
「やっぱり好きだなと思って」
「……っ、」
ホントは、悔しい。
1歩先を見て言葉にできる紫が。
ホントはこうやって、俺が言ってあげられればいいのに。
「私は大好き」
いつもその笑顔を見せてくるから。
何も敵わなくなる。
真。(活動お休み
ゆるり。ふわり。ひらり。