傘は必要?
「なっ、なんで恭介が……!?」
「それより、ずっと入江ってぃーのこと見てたでしょー?」
流された……
「恭介には関係ないじゃん!!」
「まぁ、そうかもなっ!」
そう言って笑ってきた。
「じゃ、教室戻るぞ?」
私の手首を掴んでくる。。
恭介……?
「好きなの?入江ってぃーのこと。」
…。
立ち止まる。
「樹里?」
……わかってるよ。
恭介が言いたいことは多分『諦めたら?』とかでしょ?
自分でも諦めた方がいいってことぐらいわかってる。。
……でもね、そんな簡単に諦められないの。
「好きって言ったら?恭介はどうする?」
目を丸くしてる……
「俺は……」
真剣に考えてるのかな?
「気にしないでー、恭介には関係ないんだから!」
恭介より先に歩いて教室に戻った。
恋愛小説書いてます!読んでくれると嬉しいです。 今まで書いた恋愛小説↓ ・手の届かない放課後 ・ライオンな私とオオカミな彼 ・そばにい...