A token of past love
投稿日:
519
0
8
0
赤「え…」
切原くんの驚いた顔が見える。
「嫌なら…っ、全然いいんだけど」
慌てて付け足したけど切原くんははにかんでOKしてくれた。
赤「先輩達が一條を名前で呼んでいるから…」
「あ…そうだね」
赤「俺も…呼んで…」
「全然いいよ。 むしろ、嬉しい」
自然と、言葉が出てくる。
赤「…じゃあ、終わらせようぜ!」
「うん…っ!」
それから、切原くん…赤也くんが書き取りを終わらせるまで、私は明日の授業の予習をした。
赤「…っ終わったーっ!!」
「お疲れ様!」
赤「部活行こうぜ!」
「うん!」
教室の鍵を職員室に返した後、靴を履き替えて、テニスコートまで全力疾走した。
…だけど。
幸「…もう始まってるんだけど?」
「す、すいません…」
赤「すいません…」
…案の定、部活は始まっていた。