恋の迷路"27

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………

「ん…ここどこ？」

あたしは暗闇を一人で迷子になっていた。

「ふぇ…っ、どこ…？」

怖い。誰か助けて。

「…………おいで」

そう差し伸べられた手。

その人の顔は見えなかったが

見たことのあるような顔。

あたしはその人の手を握った。

………ん？ちょっと遠くの方にこちらを見ている人がいる。

その人はとても悲しそうな顔をしていた。

誰…？

……………………

ん…

今のは夢…？

目を覚ますとあたしは柊くんの肩に寄りかかっていたみたいだ。

そして頭を撫でられてる。

あ…柊くんのおっきくて優しい手だ。

ん〜…なんか安心する。

柊くんに撫でられるの大好き。

暖かい柊くんの体温が伝わってきてそれが気持ち良くて…また眠りについた。