陰る 62
「...ほぅ、なるほど。
俺と交渉する気か。」
リヴァイさんの口角が楽しそうに上がる。
その表情を見た時、しまった。と咄嗟に思ったがもう遅い。
「手枷...か。
拘束力としては少し物足りないが、
...いいだろう。」
そして、その後すぐにリヴァイさんの命令で私の目の前に手枷も用意された。
つけるのは初めてではないが、改めて緊張してしまう。
なんて考えているとリヴァイさんがひょい。と私の目の前から手枷を奪い取る。
「あっ....。」
追うようにして声を出すと、
「何、期待していやがる...。
これをつけるのは出掛ける前に決まってんだろうが。」
「え...じゃあ、寝る時もこれを...。」
手枷を触り、前のお屋敷の生活を思い出して怖くなる。
「___つけるのが嫌なら...今日は俺の部屋で寝ろ。」
進メル、HQラノにお邪魔させて頂いてます ほのぼのお絵かき Pixivに小説投稿してます →http://pixiv.me/sakusaraku ...Thank you follower 2...