マロン☆彡さんリクエスト
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「あぁ!ごめんなさい!」
「いえ、大丈夫…です…」
順平はぶつかった人の顔の雰囲気に驚いてしまった。
でも、私は驚かなかった。
何故なら…
「旭先輩!こんにちは!」
「あ、あれ?蜜柑か!びっくりしたー」
部活の先輩の東峰旭先輩だったから。
旭先輩は見た目は強面(?)だけど、心はガラスのハートの持ち主である。
「え?蜜柑。知り合いなのか?」
順平は私と旭先輩を交互に見た。
「うん。部活の先輩」
「ま、まじか…」
「さっきは本当にすみませんでした」
「あぁ…いえ、こちらこそ」
お互い謝っていると、旭先輩は私に声をかけた。
「なぁ、蜜柑。部活のみんなと一緒に…祭り行かないか?」
「あ、それさっき順平と話してたばっかりなんですよ」
「え、そなの?」
旭先輩は少し驚いて、どうしようかと悩んだ末、
「…やっぱり、蜜柑来て欲しいかな」
少しためらっていた。
名無しさん