プロローグ
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ー自殺、だった
飛び降り自殺。
下に走ったあの子のお陰で
命、だけ、は、
助かったけど。
生きていて
死んでいる
いわゆる、植物人間とか言う奴だ
「どうして」
虚しい叫び。
君に届く筈はないのに
青い青い空は
君を吸い込んで
快晴だった空は
黒い黒い雲を漂わせ始めた
ー君を救う
ーーーその為なら
ーーーーー自分はきっと
「…待ってて。絶対助けるから」
フェンスの向こうに消えてしまった
君の姿を
声を
苦しみを
笑顔を
きっと。
きっとー
名無しさん