小説 またあした

• 山﨑賢人
• 吉沢亮
• 松岡茉優
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「ちょっと変わったかな。____そういえば、第一印象通りじゃなかった子って聖月が初めてだな……」
そうなのか。
「それで？」
「口調が強かったんだよな。一見弱そうに見えて、ちゃんと芯は通ってる感じ。何かに腹を括った感じ？ 涼が惹かれるのも分かる感じ」
「えっ、」
惹かれていたということは、口に出していないはず。
「だって涼、数秒しか会ってないのに忘れられなかったんだろ？ それって、一目惚れ且つ惹かれたってことじゃん」
どうやら翔の目は本物らしい。
「これは俺じゃなくても分かると思うけどね」
僕が馬鹿なだけなのか。それとも、人の心を分かろうとしていないのだろうか。分からないで終わってしまう。どうしても、そこから自分の考えが出てこない。