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小説 またあした

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「合わせる顔なんて……」
あるわけない。
「そらそうやよな。俺もほうやわ」
「涼に言うの勧めるんじゃないの?」
「そら、一人の人間として言わせればほうやけど、病人としてやったら、答えっちゃ変わってしもう」
「ほうけ」
……なら、言わないで決定だ。
ごめん、涼。
「聖月」
病室へ入ってきたのはエリだった。片手にはコンビニのビニール袋を持っている。
「エリ、来るの夕方じゃなかったの?」
「まあ、親友の目が覚めたとなれば大学早退くらいするでしょ」
「ありがとうございます」
座ったまま腰を折る。
エリは、どうもーと柊に軽く挨拶してから私と柊の間にある丸椅子に座った。私と柊の空間を遮断せず、逆に二人の空気に入るように。
「プリン買ってきたんだけど、二人とも食べる?」

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