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小説 またあした

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柊の心電図モニターも点滅を起こして音を鳴らした。
聖月の担当医や看護師らは素早く柊の心配蘇生にはいる。
エリも一度涙が止まり、柊の方を見た。聖月に引き続いて柊まで。時間差こそないものの、本当に聖月の後に亡くなるなんて、そんなの嫌だ。その気持ちを持って。
「お願いっ……」
しかしエリの願いは叶わず、担当医は手を止めた。今度は、エリは担当医を責めはしなかった。そんな気力はまっさらなかった。
「午後○○時△□分。ご臨終です。______柊くんも、お疲れ様でした」
担当医は散らかったものを片付け、病室から出て行こうとした。
「先生!」
担当医をエリは呼び止めた。
「ん?」
「先生、自分のせいだと思わないでください。聖月と内田くんの心配蘇生は、先生じゃなくても成功しませんでした。だから、一気に二人の若い命を救えなかったって荷物背負わないでください」

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