りぼめる
投稿日:
266
0
2
0
綺麗に着飾っても○○の顔は冴えない。元々パーティと言う華やかな場所が苦手な○○はドレスも好きではない。これから着ていくことも増えていくが○○はドレスを着ないで事なきを得たいのが本音である。
コンコンとノックの音が聞こえ○○は反射的にドア前に顔を向けた。
「入っていいよ」
そう言えばドアがあきディーノが顔をのぞかせた。するとディーノは目を丸くした。
「○○か?!」
「それ以外誰がいるのよ。シバクわよ」
眉を寄せて見つめたら「悪かっよ」と肩を竦めた。
ディーノはビシッとスーツを着ていて様になっている。
「ディーノ似合ってる」
「ありがとう。……さぁお手をどうぞお姫様」
「お姫様じゃねーわ」
ディーノのくさいセリフにツッコミを入れながらも○○はディーノの手に自分の手を乗せた。
続く
名無しさん