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「譲れない」
「カラ松、落ち着いた?」
俺はカラ松の背中をさすりながら聞く。
当の本人は泣き声を聴かれまいと歯を食いしばったままだ。これじゃ返事はしないな。
この様子。起こってほしくないことが起きてしまったのは確実かもしれない。
いや、「おそ松」には起きてほしかったことかもしれない。
カラ松の隣には何も無いのだ。少し前まであったはずのものを手放してしまったのだから。
その隣に、俺はいつも憧れていた。
「…なんて、考えちゃダメだよなぁ」
俺はカラ松のたった一人の兄。
こうやって泣いてるカラ松の
恋をしている弟の
頼りの存在でいたい。
それがたとえ報われなくても。
だから今日も、兄貴面は譲れない。
りんりん
メサマシ団No.6 りん Like *嵐→ニノ寄りの嵐担 *ジブリ→1番はコクリコ *ノラガミ→毘沙門様love! *おそ松さん→チョロ松推し *ハニワ...