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それからほとんど毎日2人で台所に立った。
数をこなすことが何よりの近道。と、ミツバは毎日しおに手とり足取り自分の料理を教えていった。
手際良いミツバの隣でぎこちなく包丁を握る。
でもそれも日を重ねる毎に慣れてくる。
油が跳ねるだけで騒いでいたのに、いつの間にかそれへの恐怖の感情は消えた。
作れる料理が2品、3品と少しずつ増えていく。
完成した料理を見て「できた!」と喜ぶしおを見てミツバも嬉しそうに笑う。
…でも
いつからだろうか。
ミツバのその笑顔に切なさが混ざり始めたのは──
鮎の塩焼き🐙
魚の数が浮上率。 🐟🐟🐟 暇人級浮上率(100〜75%) 🐟🐟 通常授業級浮上率(午後7時〜、75〜35%) 🐟 低浮上、コメ返のみ浮上(〜35%)...