その34

投稿日：2016/09/03

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未来side
起きたら午後三時だった。
とりあえずシャワーを浴びた。
僅かに出発時刻が押している。
着替えて菓子折を鞄に入れる。
余裕を持って家を出たはずなのに、もうこんな時間だ。あと５分で始まってしまう。
とりあえず最善を尽くそう。ヒッチハイクでもやってみよう。
未来)すみません。
運良く車が目の前に止まった。
運転手)何処までだい?俺はB区まで乗っていくが。
未来)結城学園までです。大丈夫ですか?
運転手)途中で通る予定さ。
未来)ありがとうございます。
✩
車から降りて運転手さんを見送ったあと、急いでＤ組に行く。もう既に十五分過ぎている。
ガラガラ
未来)…皆ごめん。
甘利)餅井!!待ってたぞ！
神永)ということで!同窓会始めるぞ!!!
✩
夕焼けが綺麗だ。向こうで皆騒いでいる。声が遠くて何かに遮断されているみたいだ。

?)…久しぶりですね。
そう言って誰かが微笑んだ。