合宿05
話し声で溢れていた体育館。
アップが始まると話し声からシューズと床が擦れる音、スパイクが決まった音、ボールを拾う音に変わって別世界に来た気分になる。
初めての感覚でここに来て良かった、そう心の底から思えた。
『先輩、ありがとうございます』
先輩の誘いに乗らずあのまま家にいたら私は今年の夏休みをまた楽しめずにいた。
楽しみが一切ない、喜びが一切なかったあの日々を過ごさなくた済んだ。
白福「どういたしまして」
私も陽穂ちゃんが来てくれて凄く嬉しいよ、と笑って私の頭を優しく撫でてくれた。
京ちゃんにされる時とは別の感情が私を優しく包み込む。
暫くすると入口の方から声が聞こえた
声のする方へ向くと真っ黒なジャージを着た集団。
その中に顔見知りがいてつい顔が綻ぶ。
おはようこんにちこんばんわ檸檬(レモン)です( ¨̮ ) 1年程、活動していませんでしたが少しずつ活動を再開しております。 東京喰種の夢小説を...