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予告②
投稿日:83 0 2リ「紅くなっちゃって~!っと、そろそろ俺は行かなきゃ。ンじゃ察しの良い先輩~!レー君の事宜しくお願いしますねー!」
リゼルは、そう言い残すと、長い廊下を走っていった。
k「全く...。帰って来て早々...。はぁ~...。」
私は、ため息をつくとある部屋に向かって歩き始めた。後輩と『あの子』にも甘いって事なのかしらね。私は部屋の前に立つと、重たい扉を開けた。
レナート(以下略:レ)「お久しぶりですね。任務はどうも手こずったみたいですね...そのコートから血の香りがしますから」
k「貴方、随分言うようになったわね...?これは返り血よ。私のじゃないわ」
この子は、レナート。正真正銘の『黒会』側の人間。馬鹿なリゼルが『飼い猫』として持ち帰り、私とリゼルの交互で世話をしているのだ。上にバレたらかなりヤバい状況になる。黒の奴の面倒なんてって思う時もあるけど彼の事を見ている。