必然.3 │轟焦凍
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あの日、私を助けてくれた彼とは少しばかり違う
大人になった彼を見て
「ふふ、 また、ですね。」
なんて言って、笑ってみせた
「助けてくれてありがとうございます。
ヒーローショート 。」
もう一度、気を取り直して真正面からお礼を言う。
赤と白の髪も、綺麗なオッドアイの瞳も何一つ変わっていないのにやっぱりそこには大人になった彼がいて、
じんわりと心が暖かくなった。
さっきとは違う暖かさ。
でもこれが何の暖かさなのかはきっと私は知っている気がする。
「ああ。」
雲の隙間から出てきた太陽の光が彼の綺麗な瞳を照らす
──彼は綺麗に そして穏やかに 私に笑った。
fin.
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