いちごミルクは物語る 1 │爆豪勝己
色素の薄い髪に特徴的な赤目をしたその少年は
気だるそうに片手をポケットに突っ込んだままボタンを押す
ちなみに彼が今見つめているのは自動販売機で
私はその後ろに並んでいる状態だ
といっても元々影が薄く存在感のない私に彼─ 爆豪くんは気付くはずもなく結構たっぷり迷ってからそのボタンを押した
(......何買ったんだろう、)
後ろに並んで初めて気付いたことなのだが爆豪くんの背中は以外にもがっしりとしている。いつも遠目からしか見たことがなかった私にとっては大きな発見でそのため爆豪くんが何を買ったのかあまりよく見えなかったのだ
(......コーヒーとか炭酸系かな?)
何せあの【爆豪】くんだ。何かと事件の渦中にいる彼は今では学校中の有名人でその名を知らない人はいないといわれる程。
そんな彼が普段何を飲んでいるのか。
少しの好奇心でひょこっと顔を覗かせてみる
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