リクラノ
空が呆気に取られながらも、安室に訊く。
「この事が動機ってのはおかしくないか?普通は喜ぶべきじゃあ…」
「最初は驚いたけれど、嬉しく、喜んだでしょう。だから、彩風さんは大会に出品した書は"喜"。ですが…」
チラッとコナンに合図を送る。
「動機はこの写真」
3枚の写真を華に差し出す。
「この写真は、賞を貰った時の写真…?」
華は写真を見比べ、あっ、と何かに気づいた。
「姉さんの時には、父さんがいない…」
彩風はその場に崩れた。
「私は、長女として…ここを継ぐ気で頑張ってきた!!なのに…雫に継がせるって聞いた時、目の前が真っ暗になった…だから!」
すすり泣く、彩風の隣に、呉葉がしゃがみ込んだ。
「彩風。お父さんは、ある所に電話で交渉をしていたがために、あなたが賞を貰う日、遅れてしまったの」
「え…?」
ぬれた顔を母親に向ける。
゚読んでくれると嬉しい~(*^^*)↓゚ …イラストは徐々に上手くなっていく予定です(笑) 描いたイラストの自作発言や無断転載etc…は辞めて下さ...