僕の隣には⑥
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said トド松
次の日になるのは遅くて、僕の心をいじめてるかのようにカラ松でいっぱいになった。
お風呂でも寝るときもふと浮かぶのはカラ松との思い出でその日は眠れなかった。
どんだけ好きなんだよ。
兄弟なのに。
心の中の自分は常識人で僕に伝えてくるのは全て正論。
分かってる、分かってるけど。
だからこそお前が心の中から伝えてこないように明日すてにいくんだ。
次の日の放課後は十四松兄さんに"部活頑張ってね"と一言告げてあの場所に向かった。
景色は昔と変わらずきれいだった。
朝家から盗んできたライターを手にもち、僕が描いた絵に近づける。
愛してました、カラ松。
さよなら僕の相棒と恋心。
さぁ。はじめましてをしよう。
カラ松『兄さん』と。
「何してるんだ、トド松」
向日葵 低浮上
ただいま。 帰ってきたよ、また低浮上。