-3-仲は良い
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「たでーまっておい。俺抜きで楽しそうに会話してんなよ…」
入って来るなりそう言ったのは、綺麗な蒼髪の青年。彼の名前は青鳥 翔。残り一人の住人である。先ほどまで釣りをしていたのか、竿と魚を持っていた。
「あ、翔お帰りー!」
「今日は大漁みたいだな、翔のくせに。」
笑って迎える時雨に、毒舌を吐く戒。対照的である。
「お前な…戒。素直にほめろよ!」
「無理だな。だってお前だし?」
言い返せばこの有様である。
しかし戒は翔がいやな訳ではなく、ただからかって面白がっているだけ。仲は良いのだ。
「でもおれも思ったよ?翔にしては大漁だなぁって。」
「ブルータスお前もか。」
さらには時雨からもからかわれる始末であった。
彼方
よろしくお願いします、なんてね。