十八、拒絶の言葉
愛水は突然の騒がしさに夢から現に引き戻された。
重たい瞼を擦り目を開くと小屋の入口の方で愛水に背を向け何かと対峙するしおを見た。
「何があったの…?」
まだ状況は飲み込めていない。ただ、悪いことが起こっていることは良く分かる。
「見ぃつけた」
おそらく影の中の頭であろう男が愛水を見るやいなや怪しく笑った。気持ち悪さと恐ろしさが混ざって鳥肌が立つ。
「こちらへ来てもらおうか。」
その言葉を聞くと愛水はぱっとしおの影に隠れた。
「いいのか?お前の選択でそこの少年が消えることになるぞ?大人しく──「嫌。」
男の声を遮り拒絶の言葉を発した。
「嫌です。…もう戻りたくないんです。」
震えているが真っ直ぐな彼女の言葉をしおは静かに聞いた。
「仕方ない。ここは力づくで行かせてもらう。悪く思わないでくれよ」
影たちが一斉に刀に手をかける。それと一緒にしおも身構えた
。
魚の数が浮上率。 🐟🐟🐟 暇人級浮上率(100〜75%) 🐟🐟 通常授業級浮上率(午後7時〜、75〜35%) 🐟 低浮上、コメ返のみ浮上(〜35%)...