二十、またひとり
少し走ったところで森の中に隣村へ通ずる小さな通り道が現れた。
そこでしおは再び敵と退治する。
「逃げたところで何も変わらないことを悟ったか?」
いい加減諦めろといったように笑う影。
しおは敵を無視をして愛水に耳打ちをする。
「この道をまっすぐ走って。ここは私がなんとかするから」
「えっ!?」
不安そうな愛水に大丈夫だからと言うように頷いてみせる。それでも彼女はふるふると首を振った。
「もう守ってもらうだけなんて嫌です!私だってにお役に立てること、あるんですから!」
「気持ちだけで十分。…それにお前を利用しようとこんな所に来たヤツらなんだろう?そんなやつの前でわざわざその力を見せてやらなくてもいいさ」
愛水の背中を軽く押してやる。それにつられて1歩、そこからだんだんと森の奥に走って行った。
魚の数が浮上率。 🐟🐟🐟 暇人級浮上率(100〜75%) 🐟🐟 通常授業級浮上率(午後7時〜、75〜35%) 🐟 低浮上、コメ返のみ浮上(〜35%)...