No.9
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「うぅ…泣けたね〜」
「…そうでもないだろ」
「とか言って楓だって鼻をすすってんじゃん!」
「あ、バレた?」
「バレバレ〜」
緊張はすっかり溶けいつもの空気の中2人で笑い合った
「このあと何処行く?」
「ついてきて」
案があるんだ、と悪戯っ子のような笑みで私を誘う
しばらく歩くと見覚えのある光景があった
「覚えてる?この公園」
ブランコに滑り台に砂場に…なにからなにまで中学生のころと変わらない
「勿論覚えてるよ、楓と初めて会った場所だもん」
「覚えてくれてて良かった」
2人でブランコをに乗りこぎながら出会った頃の思い出を語り合った