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もし、この能力が無かったら…
投稿日:371 89 13『……こっちくんな、どっか行け。』
幼少期のサクの口癖はこれでした。生まれつき目付きも悪いので、ほとんど人は寄って行きませんでした。
でも、これはサクが意地悪で言ってるわけじゃないんです。
サクの能力はもともと強かったのではなく、成長と共に著しく強くなったものでした。だから、この能力に一番怯えてたのはサクだったんです。『自分の力はどこまで大きくなるんだろう』『いつか誰かにケガさせるんじゃないか』『大事な人を(頃)してしまうんじゃないか』そんな考えがずっと頭にあって、いつしか「自分は誰にも触れちゃいけない」と思うようになってしまいました。
だから、誰かと仲良くなる前に、離れるのが辛くなる前に、誰も近づかないようにしてたんです。((それでもジンはなんと言われようと離れなかったんだけどねw))
時々、この能力が無ければ違ったのだろうか、とか考えるんですね〜
はぁ〜良い子。大好き(((親バカ