心の鏡 story_2[予期せぬ再会]
夜、人気のない路地にて
依頼を受けた心也は一人、この宵闇の中を歩いていた。
「承ったは良いものの、どうしたものでしょうかね…」
彼が悩んでいるのも無理はない。
そう、依頼の内容は『近頃多発している事件の犯人を捕まえてほしい』というものだった。
詳しく聞けば、依頼主の妹が事件の被害にあってしまったらしく、たまたま通りかかった依頼主が逃げていく犯人の姿を見ることが出来たらしいのだが、その犯人の姿が“死んだ父親“だった…らしい。
幾ら身体能力が高かろうが、どんな依頼でも承ろうが、“死人“相手に何が出来るというのだろうか?そもそも、捕まえると言っても“死人“に実体なんてものがあるのだろうか…?
「……まぁ、考えても仕方ないですね。」
取り敢えず、出来ることだけでもやろう……と、また暗闇に一歩足を進める。
(↓コメに続きます)
気ままにイラスト描いてます。 創作、時々版権。 基本地雷なし。うちの子と推しが可愛くてしんどい。 NLが大好物🤤公式CPはだいたい推しCP B...