冬に降る星―初恋の相手は友人の妹?
―「きみ、菅原くんの妹だよね?」
昨日の練習試合で俺は一目惚れをした。
俺よりも小さくて可愛い菅原くんの妹。
周りから"千叶世"と呼ばれていたからきっとそんな名前なんだろう。
でも彼女は宮城、俺は東京にいる。
"遠距離恋愛"という言葉が頭に浮かんだ。
彼女ともっと一緒にいたいし、出来ることなら付き合いたい。
そんな思いも遠距離恋愛という言葉に埋もれていく。
夜久「好きって言いたい。」
1人空に向かって呟いてもその独り言は星の向こうに消えていく
いつの間にか手にスマホが握られていた
夜久「もしもし黒尾、俺今から宮城行くから。」
“明日の部活”はとか“学校どうすんだよ”とか
聞かれたけど構わず電話を切った。
((今すぐ逢いに行くから。だから妹ちゃん、もう少しだけ待っていてね))
空に星が降る今日、俺は君に想いを告げることができました。―
↻ᵒᴾᴱᴺ↻ 1度フォローしたら外すのやめて頂きたい。 お久しぶりです! 元simayukaです 覚えている方いらっしゃいますか? 初めての方は...