4話
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色の仕事の前は、海が見える家に行く。
玲「よくわかったね…ここが」
織「太宰がここにいると教えてくれた」
玲「心配してここに来たの?でもいらぬ心配よ…貴方は帰って」
家から出ようとすると腕を掴まれた。
玲「作之助さん?大丈夫よ…死にはしないわ」
複雑な顔してる…わかりやすい人。
玲「そんな顔しなくても帰ってくるよ?」
頬に手を伸ばせば重なる手に愛しさが増す。
織「分かっていても心配はする」
玲「他の男に私が抱かれるのが嫌?」
ふざけていた積りだった、こんな質問をしたのは。
貴方のことだ…仕事だと割りきっている筈だと思っていた。
織「あぁ」
玲「え?」
力強く抱きしめられて息が苦しくなる。
織「本当はやめてほしいと思っている。だがこれは俺個人の意見だ
組織のためなら仕方ないと頭では分かっている」
玲「うん」
織「それでも嫌なんだ」