4話
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下を向いていた私の前に一つの影。
敦「讃良ちゃん、御免ね…僕の事探しててくれてたんだよね?」
讃「ええ、」
涙目で敦を見つめれば頬に滑らされた手。
讃「無事でよかった…また会えた」
敦「うん、讃良ちゃんが元気そうで安心したよ」
抱きしめると背中をさすってくれた。
讃「迎えに行くからまっててって言ったのに」
敦「ご、御免ね?」
讃「いい…無事ならそれで」
そっと肩を押すと離れた体。
讃「強くなったね」
敦「強くなれたのは太宰さんを始め探偵社の人達のお陰だよ」
讃「そうね、あのクソ太宰さん、ね?」
太「さ、讃良ちゃん?酷くないかい?昔馴染みなのに」
讃「貴方が中也さんにした悪戯が私にまで被害が及んだせいなのでクソ呼ばわりされても仕方ありませんね」
太「ちょっと中也〜?部下の教育なってないよ?」
中「あ?姐さんが俺と同じように教育してんだ、いい女でいい部下に決まってんだ、糞鯖」