firstlove 7
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私は顔が一気に真っ赤になるのがわかった。
いきなり肩に手を置かれ、名前を呼ばれたかと思ったら、蓮だった。
蓮は、いたずらっ子のあの変わらない目をしていた。やっぱり、私が好きになった蓮と全く変わっていない。
キーンコーンカーンコーン…
「ねぇ、早坂君っメアドこーかんしよーよー、」
「あー、わり、今スマホ修理だしてる」
「えー、ざんねんー」
「早坂君ってさぁ、」
蓮にたいして、まわりの女子たちは、こんな質問しかしない。こんなしかしない。のために、席のまわりに集まらないで…
「ねーねー早坂君ってさぁ、どこ中出身なのー?」
ビクッ
その質問に、思わず戸惑う。
「俺は、楠中。」
う、うん。そうだよね…。私と一緒の楠中。
するとその質問をきいた凛が少し離れたところから、
「ん?あれ、楠中って、結衣の出身のとこ?」
「ん。そーだよ」