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紫原「俺も」
敦も空を見上げていた。
紫原「ねぇ凜ちん、あの星なんか虹みたいじゃね?」
藍沢「奇遇ですね。私もそう思っていたところです」
紫原「だと思った」
色鮮やかな星は、私の通り名。
まるで私たちを祝福しているみたいだ。
紫原「ねぇ凜ちん、今度凜ちんが戦う時は、俺、絶対に凜ちんと一緒にいるから」
藍沢「奇遇ですね。私も、いてもらおうと思っていました。もう、敦なしなんて考えられませんから――」
出逢いは私の勘違いだった。
けれど、今一緒にいるのは勘違いなんかじゃない。
敦が告白をしてくれる前から、私も貴方が好きだったから。
藍沢「――側にいてください。これからも、ずっと」
紫原「凜ちん、それ、もしかしてプロポーズ?」
廃屋寸前物語。
――貴方に出逢えて、本当に良かった。
END
゚・*:.。.*.:*・゚.:*・゚*゚・*:.。.*.:*・゚.:*・゚*゚・*:.。.*. 代表作(合計604作) *黒子のバスケ 《モノクロ*カラフル -second season-》 ...