画像でつながるコミュニティ プリ画像

小説 またあした

投稿日:
997 0 5 0

涼が食事処を出て行ってから、翔とエリは一言も話さず黙々と食べていたが、食べ終わってすることがなくなった翔は迷いながら口を開いた。
「涼のこと心配してるけど、エリはどうなんだよ」
「何が?」
「精神安定、的な」
「……うちは聖月の最期看取れたさけ」
「エリ、それどこの訛りだよ。似合わねえ」
「うるさい」
翔を軽く睨んでから、エリは箸をおいた。
「ごちそうさまでした」
手を合わせ、水を飲む。
「で、どこで喋れるようになったんだよ、そんなの」
「聖月の病室。聖月の隣に寝てた私たちの同い年の人が出身石川の能登ってとこなの」
「男?」
翔の愚問に、エリは再び軽く睨んだ。
「……何だよ」
「別に。男だけど」
「えっ、」

5
問題を報告
×
この画像を通報します。

ガイドライン違反の不適切内容(卑猥、個人情報掲載など)に対して行ってください。
通報内容は、運営事務局で確認いたします。

ガイドラインを確認したい方はこちら
画像の権利者および代理人の方はこちら

※1画像につき1人1回通報できます。
※いたずらや誹謗中傷を目的とした通報は、
ガイドライン違反としてペナルティとなる場合があります。

問題を報告
×
このコメントを通報します。

ガイドライン違反の不適切内容(卑猥、個人情報掲載など)に対して行ってください。
通報内容は、運営事務局で確認いたします。

ガイドラインを確認したい方はこちら

※1コメントにつき1人1回通報できます。
※いたずらや誹謗中傷を目的とした通報は、
ガイドライン違反としてペナルティとなる場合があります。