第1章 レングスの理想の天使
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1. 天使の誕生
雲の上に存在する天界。そこに、1人の神がいる。彼の名はレングス。愛を司る神である。艶のある綺麗な銀髪、空よりも深い青の優しい瞳。その瞳を囲むのは、長い睫毛。誰が見ても美しいと言うような容姿である。
その彼が、屋敷の自室で考え事をしている。新たに天使を生み出そうというのである。
「私と同じ銀髪で、私と同じ髪飾り。髪の長さは、腰まであって、毛先は緩くウェーブに。瞳は、そうだな…。ああ、赤がいい。綺麗に透き通った瞳を囲むのは、長い睫毛。通った鼻筋。赤くて可憐な唇。鈴を転がすような可愛らしい声…。柔らかくて、ほんのり色づいた頬。そして、全てを包み込んでしなうような優しさ。…ああ…、大事なことを忘れていた…。私のものであるという証。頬の印。」
沙耶
この頃ご無沙汰だったのですが、企画参加のため戻って参りました。 イラスト初心者で全然上手くないのですが見てくださると嬉しいです! 最...