東方二次創作!
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そう思ったからこそ、蓮子もメリーもその子から視線を外せなくなってしまったのである。
おタヌキ先生は黒板に『國語』と書く。
「レンテ、これに振り仮名フッてみぃ」
はい先生、とハスキーボイスで答えた。
のど自慢大会でバラード唄ったら、かなり上位に食い込むであろう声調だ。立つと、まあ、これがチビっちゃい。チビっちゃかわいい。
身長80センチあるかないかだ。白いシャツに紺の襟、赤いスカーフの古風なセエラア服である。スカートの形は優曇華院風だった。
黒板の前に立つチビかわ妖精に、蓮子とメリーは、ある事に気付いた。気付いてしまった。
眼光が鋭いのだ。目付きが悪いのだ。
東方紅魔郷時代のチルノちゃんの目に似ているのだ。妖精らしからぬ目付きの悪さだ。
周りから、声援が飛ぶ程に一生懸命考えた後、こくご、と書いた。おタヌキ先生は我が事のように正解を喜び、よく出来たぞい、と褒め讃えた。