りぼめる
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○○は先日、父に連れられあるヴァイオリン奏者のコンサートに行った。その時の演奏が耳から離れないで、自分もあんな演奏をしたいと思い○○はヴァイオリンをはじめた
「珍しいな。そう熱くなるの」
「目標があるのはいいことよ?」
○○は立ち上がりクルリとディーノに背を向け歩き出した。
いまからヴァイオリンのレッスンがあると思うと○○の足取りは軽い。
「どこに行くんだ?○○」
「ヴァイオリンのレッスン」
「自分の家ですればいいだろ」
「いいじゃない。おじ様は許してくれたわ」
そう言われディーノは渋い顔をした。
ディーノの父は○○を可愛がっていて些細なお願いなら聞いてくれる。
「親父はお前に甘い」
「貴方が愛想を付ければおじ様も甘くしてくれるでしょ」
続く
名無しさん