桜と君と #2
離れてから2年も経つのにいつも頭の片隅にあるのは〇〇のこと。
2年前の春
圭人 「……。」
〇〇 「……。」
駅までの行き慣れたこの道。
何もない殺風景だけどどこか落ち着くこの風景にも
しばらくお別れ。
ザクザクと踏みしめる足音だけが2人の間に響く。
何か話さないと、この時間が永遠ならと考えるけど。
俺が不器用だから、〇〇に手を差し伸べることもなく。
ただ時間だけが過ぎていく。
〇〇 「圭人…。」
俯いて歩いていた〇〇から話し掛けてくれたことに
俊敏に体が反応する。
圭人 「何?」
〇〇 「本当に…行っちゃうの…?」
圭人 「……うん。」
消え入りそうな声でそっと頷くことしかできないのが本当に情けない。
Hey!Say!JUMP -愛ing-💘 雄也よりのallです。💜 休憩中です。 いつか、また帰って来れる...