恋愛模様。　10話

• 恋愛小説
• 恋愛模様。
• 10話

～初恋～
あれから、キミとはたくさん話すようになった。でも、その度に鼓動が速くなって、顔が赤くなる。胸が苦しくなる。病気かなぁ。

「柳、宿題やったー？」

「うん。やったよ。」

「まじ！？見してー！！」

「いいよー。やってこなかったの？」

「うん。昨日、数学だけ教科書もノートも置き勉してたから。」

「だめだよ、置き勉しちゃ。バレたらどーすんの！？」

「バレないよ。ほら、絵の具入れる袋の中に隠してるから。」

なんて、キミが無邪気に笑う。それを見てるだけで胸が苦しい。

「ほら、ノート。」

「さんきゅ！まじ、助かるわー。」

こんな単純な会話をするだけでも嬉しくなる。同時にドキドキが止まらない。フワフワした感覚。

何なんだろう？

マキちゃんに相談してみようかな。