-
愛する君へ 2
投稿日:905 0 5二人が来ているのは、最近出来たレイクタウン。ここには遥の大好きな店が沢山、入っているのだ。
遥がここに行きたがっているのを知った赤司は、二日前、レイクタウンに行こうと遥を誘ったのだ。彼女がそれを断るわけもなく、そのまま誘いは了承され、今に至る。
「あっ、征ちゃん!あの店、行こう!」
「あぁ、いいよ。」
早速、店を見つけたようだ。満面の笑みを浮かべる遥を見て、赤司も満足そうに笑った。
「征ちゃん?なんで笑ってるの?」
「いや、遥が楽しそうだったからね」
そう言うと、遥は一瞬きょとんとしたが、再び笑顔に戻った。
「征ちゃんがここに連れてきてくれたからだよ!」
「ふ、そうか」
赤司が笑い返すと、遥は赤司の腕を引っ張って店に入って行った。